竹刀の仕組み方

ここでは竹刀の仕組み方を紹介します。

用意するもの 柄(なるべく二つ折りの吟柄)、中結、先革、先ゴム、弦(私はテニスのガットを使用しています)
          千枚通し、ラジオペンチ、ライター、木工用ボンド、カンナ等の竹刀削り道具

      


では作成してみましょう。

1、竹刀はカンナ等でよく手入れをしておく。             2、油をしみこませたタオル等で良く拭いてやる。       3、印鑑等で柄に押印。左手に掛からないように
  

4、@押印部に木工用ボンドを薄く塗る。             Aボンドは乾くと透明になり下のように藍で消える事はない。5、先ゴムを入れ、先革の穴に弦を通す。
  

6、右を丸くして、反対を輪の下から手前に通す。        7、下に延びる弦の下を潜る。                   8、輪の中に入れて、ペンチで引っ張る。
  

9、適当な長さで切る。                       10、ガットは尖っているのでライターであぶり、先を丸くする。11、写真の位置に玉を作っておく。
  

12、弦の輪を作る。                         13、柄の右から通す。                       14、弦の輪に通し、柄の輪の中に通して下へ。
                 

14、左上に返して、後を通す。                   15、下に返して潜らせて、再び上に。               16、右回りで巻き付けていく。
        

17、最後の1本を残し千枚通しで広げる。            18、下のように通す。                        19、ペンチで引っ張り締める。
  

20、柄部完成                             21、11で作った玉をはさんで右上に巻いていく。        22、三周巻いたら弦に潜らせる。
        

23、ねじってツルツル部を表に。                  24、下のように巻き付ける。(1回目)              25、下のように巻き付ける。(2回目)
  

26、下のように巻き付ける。(3回目)               27、最後に締めて適当な長さに切る。              28、外して見た状態。玉で固定され中結が動かなくなる。
  

29、完成

追記
 先ゴムは色々な大きさのものが販売されていますが、下の図1のようなちょうど良いものを選ぶことが肝心です。大きすぎて竹刀の4ッ割から向こうの景色が見えるようだったり、小さすぎて竹がゴソゴソいうようではいけません。
 また、図2は油(ワセリン)を染みこませたタオルです。裏にはささくれがタオルを突き抜けて、手に刺さるのを防止するために薄い生ゴムを縫いました。最初は真っ白なタオルでしたが、このワセリンをつけた布で稽古前と後に拭くような習慣をつけて、4年間使ったら藍で真っ青になりました。しかし竹刀に付いているのは藍だけではないとおもいます。防具に含まれている汗(塩分)も打突時に付着するでしょう。塩分は竹刀から水分を吸収していきます。その塩分をぬぐってやると言う意味と、置いておくだけでは得られない油分を吸収させてやる。また、「拭く」という作業によって竹刀の破損に気づくということにもつながると言う意味で、このような布で拭いてやるという作業は大切だと思います。最初は面倒くさいと思いますが、目に見えて竹刀の保ちが違いますし、それとやはり竹刀がいつまでも光っていてきれいな状態だと、より大切にしようと言う気持ちも更に深まるのではないでしょうか?図3は突きが外れて奥に入ってしまったところです。10番でガットの切り口を火であぶっていますが、ガットの切り口は最後にペンチで切った時にはかなり鋭利なものになっています。これをしないで図3のようになってしまった場合、鋭利なガットの先はよくて首の皮膚をかすめ、良くてミミズ腫れ、悪ければ頸動脈を切る可能性さえあります。ガットはなかなか伸びづらく、緩みにくいという利点もありますが、このような「もしも」の時の相手のことを考え、ガットの先は必ずあぶって丸くしておくようにしましょう。
図1                                  図2                                   図3
  


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